私も就活サポートを希望していた一方で、無理やり求人を紹介されたり、入社させられるのではないかと不安でした。
しかし今は、自分で選んだ企業に対し、就活サポートを依頼できる方法を知り、葛藤から解放されています。
そこで本記事では、就活生自身が選んだ企業に応募し、就活のサポートを受けながら、内定を獲得する方法についてお伝えします。
この方法を実践することで効率的に納得内定を獲得できるはずです。
この記事は、就活エージェントを非難するものではありません。
【実体験】就活エージェントに無理やり求人を紹介されたくなかった
筆者は、就活エージェントを利用したかったものの、求人紹介は望んでいませんでした。
なぜなら、就活のサポートは受けたい一方で、就活エージェンが紹介する企業が、希望勤務地を満たさなかったからです。
筆者は、首都圏・関西圏ではない、地元就職を望んでいました。
しかし、私が利用希望した就活エージェントは、首都圏・関西圏の企業求人しか紹介していなかったのです。
こうした状況が発生したため、筆者は就活エージェントに無理やり求人を紹介されたくなかったのでした。
就活エージェントの仕組み
ここで、そもそも「就活エージェント」とは、どのようなサービスなのかを確認しましょう。
ご存知の方もいると思いますが、以降の話につながる部分もあるので、お付き合いください。
就活エージェントは、申込みのあった就活生に対し、就活をサポートするサービスですよね。
就活生を提携企業に紹介して、選考に参加した就活生が内定獲得・入社すれば、報酬が入る仕組みとなっています。
ちなみに就活生は無料でサービスを受けることができます。
就活エージェントのサービスはどんなものですか?
一般の就活エージェントが行う就活サービスは、大きく下記の5つです。
- 面談
- 企業紹介
- 企業とのやり取り
- 選考対策・アドバイス
- 入社・内定までのサポート
参考:キャリアトラス
詳細は、「就活エージェントのメリット」のところで、お伝えしますね。
就活エージェントのメリット5つ
ここまで、一般的な就活エージェントが実施する就活サービスについてお伝えしました。
- 面談
- 企業紹介
- 企業とのやり取り
- 選考対策・アドバイス
- 内定・入社までのサポート
これらを踏まえ、一般的な就活エージェントのメリットをまとめます。
- 自己分析ができる
- 就活生に合う企業を紹介する
- 企業とのやり取りを代行する
- ES添削・面接対策を実施する
- 内定・入社まで疑問や不安・悩みの相談に乗る
自己分析ができる
メリットの1つ目は、就活エージェントでの面談を通じ、自己分析ができる点です。
特に、自己分析の中でも、自分の強みを知ることは難しいですよね。
日研トータルソーシング株式会社によると、就活生の約80%が強みに悩んだ経験があると言います。
このことから、自分には強みがないと悩む就活生は多いと分かりますね。
そこで就活生本人ならではの強みを見つけるお手伝いをしてくれるのが、就活エージェントです。
就活エージェントは、面談を通して引き出したエピソードを就活生の魅力に変えてくれます。
このように、就活エージェントの面談によって、強みを知る等の自己分析が可能となるのです。
就活生に合う企業を紹介する
2つ目は、就活エージェントと繋がりを持つ企業の中から、就活生に合う企業を紹介してもらえるところです。
就活生に紹介する提携企業は、面談を通して見出された、就活生自身の強み等がベースとなっています。
強み重視の理由は、企業は利益に貢献してくれる、活躍するポテンシャルのある就活生が欲しいからです。
そこで、就活エージェントは、企業との強いコネクションを活かし、就活生が強みを発揮できるピッタリな企業を紹介するのです。
企業とのやり取りを代行する
3つ目は、企業との日程調整等のやり取りを代行してもらえる点です。
私の場合、企業とのやり取りはメールで行うことが多かったのですが、ビジネスメールの書き方は難しいですよね。
そこで就活エージェントは、こうした不慣れな企業とのやり取りを代行します。
企業とのやり取りを代行してくれるところも、就活生にとってメリットですね。
ES添削・面接対策を実施する
4つ目は、ES(=エントリーシート)添削や面接対策等を実施してくれる点です。
せっかく企業にエントリーしても、ESや面接などの選考に通過できなければ、内定を獲得することはできませんよね。
そこで内定獲得のためのノウハウを提供してくれるのが、就活エージェントです。
キャリアアドバイザーは、応募先の提携企業を熟知しているので、有益なアドバイスをしてくれます。
就活エージェントのES添削や面接対策などを利用することで、内定に近づくことができるのです。
内定・入社まで疑問や不安・悩みの相談に乗る
5つ目は、内定・入社まで疑問や不安・悩みを相談できる点です。
就活エージェントが紹介する企業の中には、皆さんが知らない会社が含まれている可能性が高くなります。
皆さんは、全く知らない企業を紹介されたら、どう思いますか?
おそらく、その会社の情報を詳しく説明されないと、エントリーするか否かの判断ができないと思います。
そのため就活エージェントは、就活生の疑問や不安・悩みを解消するために動くのです。
例えば、提携する企業へヒアリングをしたり、実際に訪問したりして、企業への理解を深めています。
また不足している情報があれば、提携企業に確認することもあります。
さらに、入社後もサポートしてくれる就活エージェントもあるようです。
このように、就活エージェントでは、内定・入社までの疑問や不安・悩みを相談することができるのです。
就活エージェントのリスク5つ
ここまで、就活エージェントを活用するメリットについて記しました。
- 自己分析ができる
- 就活生に合う企業を紹介する
- 企業とのやり取りを代行する
- ES添削・面接対策を実施する
- 内定・入社まで疑問や不安・悩みの相談に乗る
しかし就活エージェントには、リスクもあります。
続いては、就活エージェントを利用する際のリスクについて書きます。
- 希望に合わない企業を紹介されると、断りにくい
- 就活エージェントと関わりのない企業には応募できない
- 連絡が頻繁になる傾向がある
- 就活エージェントのペースに追われる
- 内定承諾するかどうかを考える時間が与えられないこともある
希望に合わない企業を紹介されると、断りにくい
リスクの1つ目は、就活生の希望に合わない企業を紹介された場合、断りにくい点です。
例えば、大学の専攻分野を活かし、地元で働きたいと思っている就活生がいるとします。
その就活生は、ナビサイトで、就活の軸に合致する企業を見つけました。
ただ、就活に不安があったため、就活エージェントに相談し、自分の希望を伝えました。
しかし、希望勤務地に合う求人を探したところ、提携企業は激減してしまいました。
さらに、その中から自分の専攻を活かせる企業を探したところ、1社もなかったのです。
こうした状況下だったため、就活エージェント側は、就活生の希望には一致しない企業を数社紹介することにしました。
このとき、皆さんはどう行動しますか?
きっぱり断れる人もいれば、断れずエントリーする人もいるかもしれません。
希望に合わない企業を紹介された場合、断るのが苦手な人にとっては、就活エージェントの利用は、デメリットになり得るのです。
就活エージェントと関わりのない企業には応募できない
2つ目は、就活エージェントと提携している企業でなければ、応募することができない点です。
前でも触れましたが、就活エージェントは、提携企業に紹介した就活生が内定獲得・入社することで、報酬を得ています。
そのため、就活サポートを受けるには、提携企業にエントリーする必要があります。
言い換えると、提携企業に応募しなければ、就活エージェントからサービスを提供してもらうことはできないということです。
提携企業に志望企業がない場合は、ES添削や面接対策を実施してもらうことはできません。
つまり、応募したい企業が決まっている人にとって、就活エージェントのビジネスモデルがネックになる可能性があるのです。
連絡が頻繁になる傾向がある
3つ目は就活エージェントからの連絡が頻繁になる傾向がある点です。
先ほど確認しましたが、就活エージェントを利用した場合、就活生が直接企業とやり取りする必要はなくなります。
しかし一方で、就活エージェントを介して、企業からの連絡・キャリアアドバイザーとのやり取りの両方をしなければならなくなるのです。
また、キャリアアドバイザーと密に連携する必要があるため、ますます連絡が頻繁になると考えられます。
そのため、就活エージェントを利用すると、連絡が頻繁になる可能性が高くなるのです。
就活エージェントのペースに追われる
4つ目は、就活エージェント側のペースに合わせる必要があり、時間に追われる可能性があるところです。
例えば、就活エージェントから電話があれば、都度出るか折り返すことが求められますし、メールも早めに返信しなければなりません。
さらにES添削や面接対策を受ける際も、就活エージェント側に合わせる必要がありますよね。
ただ、これら就活エージェントからの連絡に対し、早め早めに対応するのに、せわしなく思う人もいるかもしれません。
自分のペースで就活をしたい人にとって、就活エージェント側に合わせなければならない点は、デメリットになり得るのです。
内定承諾するかどうかを考える時間が与えられないこともある
5つ目はレアケースですが、内定を承諾するかどうかを考える時間が与えられないこともある点です。
この状況が起こるのも、就活エージェントのビジネスモデルによるものです。
繰り返しになりますが、就活エージェントは、紹介した就活生が提携企業からの内定を承諾することで、報酬を得ています。
そのため、就活エージェント側からすると、報酬を手に入れるため、就活生が内定を辞退することは避けたいです。
そのため極稀ですが、就活生に就職先を考える時間を与えずに、内定を承諾させることがあるのです。
就活エージェントのリスクのみ回避する6ステップ
ここまで就活エージェントを利用するリスクについて記しました。
- 希望に合わない企業を紹介されると、断りにくい
- 就活エージェントと関わりのない企業には応募できない
- 連絡が頻繫になる傾向がある
- 就活エージェントのペースに追われる
- 内定承諾するかどうかを考える時間が与えられないこともある
ではどうやって、就活エージェントのリスクのみを解消するのですか?
就活エージェントのリスクのみを回避するポイントは、以下の5点になります。
- 自分の強みを知る
- 自分の強みを活かせ、希望に合う企業に応募する
- ES添削・面接対策を受ける
- 自分のペースで就活する
- 納得した判断をして、入社先を決める
この5点を満たすためには、次の6ステップが必要だと考えました。
- 自分の強みを見つける
- 強みを活かせ、希望を満たす企業を見つける
- 見つけた企業の口コミを見る
- ES添削・面接対策を依頼する
- 模擬面接を依頼する
- 入社先決定について相談する
自分の強みを見つける
まず、自分の強みを知る必要があります。
どうやったら、自分の強みを見つけられますか?
自分の強みを見つけるのは、難しいですよね。
そこでオススメなのが、就活サイト「OfferBox(オファーボックス)」の適性診断【AnalyzeU+】です。
AnalyzeU+は、251の質問に答えることで、社会人基礎力を知ることができる自己分析ツールなっています。
社会人基礎力とは、経済産業省が2006年に提唱した「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を指します。
私自身も社会人基礎力を参考に強みを見つけたので、オススメのやり方です。
他の就活サイトの適性診断よりも質問数は多いですが、客観的に強みを知ることができるので、是非利用してみてください。
強みを活かせる、かつ希望を満たす企業を見つける
強みを活かし、希望も満たす企業を見つけるには、OfferBox(オファーボックス)にプロフィールを入力することをオススメします。
OfferBoxは強み等の登録情報を見た企業から、直接オファーが届く逆求人型サイトです。
評価してくれた企業の中から、自分の希望条件に合う企業のみオファーを受け取れば、効率よく就活を進めることができます。
取捨選択できるほどのオファーが届く気がしないのですが…。
OfferBoxは、しっかりプロフィールを入力することで、誰にでも企業からオファーが届くチャンスがあります。
実際、プロフィール入力率80%以上で、平均オファー受信数41件を誇っています。
(2023年卒実績)
皆さんもOfferBoxで、強みを活かせて希望も叶う企業からオファーをもらってくださいね。
AnalyzaU+もOfferBoxから
見つけた企業の口コミを見る
続いては、企業の口コミサイトを見てみましょう。
企業の口コミサイトでは、現職や退職済みの社員がどう会社を評価しているのかを知ることができます。
なお、口コミを見る理由は、ブラック企業を避けるためです。
- 長時間労働
- 過重な労働
- 低賃金
- 長い残業時間
- 割増賃金(時間外労働・休日労働・深夜労働等対象)の未払い
- 年次有給休暇が取れない
- 妊娠・出産・育児休業・介護休業に関するハラスメント
- パワハラやセクハラ
私は、口コミサイトを見ずに、希望を満たすかどうかのみで企業を選んでいました。
運よくブラック企業を避けることはできましたが、やはり事前に確認しておくことが賢明だったと後悔しています。
皆さんに同じような後悔をしてほしくないので、是非企業の口コミサイトを確認してみてください。
ES添削・面接対策を依頼する
次に、ES添削や面接対策を依頼しましょう。
見つけた企業が就活エージェントの提携企業が分からないです。
そのため、就活エージェントでは、就活サポートを受けられないかもしれないのですが…。
そこで、オススメしたいのが、【キャリエモン】です。
キャリエモンは、プロのキャリアサポーターからES添削や面接相談が無料で受け放題のサービスです。
添削や相談に対応するのは、就活エージェントのキャリアアドバイザーではなく、就活に詳しい利害関係のない第三者です。
そのため、就活エージェントの提携企業であろうとなかろうと、関係なくアドバイスを受けることができます。
自己PRやガクチカをはじめとする、ES添削や面接相談ができるので、是非ご利用ください。
模擬面接を依頼する
次に、模擬面接を依頼しましょう。
模擬面接をお願いするのは面倒なので、ぶっつけ本番ではダメですか?
模擬面接を依頼するには勇気がいりますが、やっておいた方が良いです。
- 面接官の深掘りに対応する練習になる
- フィードバックがもらえる
筆者自身、模擬面接を受けずに、面接本番で予想外の深掘りを受けて後悔したことがありました。
このとき、模擬面接を受けていれば、事前に準備できたかもしれないと思ったのです。
また模擬面接をすることで、初対面の面接官でも理解できるように話す練習機会にもなります。
上手に伝えられなくても、本番までに改善できればいいので、積極的にフィードバックをもらいましょう。
なお実際の面接に近い緊張感を味わうため、大学のキャリアセンターの利用がオススメです。
対面/オンラインを選択できる場合は、できれるだけ、実際の選考形態に合わせましょう。
入社先決定について相談する
最後に入社先決定について相談しましょう。
こちらも、【キャリエモン】の利用をオススメします。
先ほどレアケースですが、就活エージェントでは「内定承諾するかどうかを考える時間が与えられないこともある」と記しました。
一方のキャリエモンは、就活生自身が納得のいく判断ができるようにアドバイスをくれます。
また、複数の内定をもらった際に、入社先企業を選定するための相談も可能となっています。
皆さんもキャリエモンを使って、納得のいく入社先を決めてください。
まとめ
今回は、就活生が選んだ企業に対し、就活のサポートを受けながら、内定を獲得して納得の入社先を決める方法について書きました。
この記事でお伝えしたかったことは、以下の通りです。
◯就活エージェントのリスク回避
・自分の強みを見つける
・強みを活かせ、希望を満たす企業を見つける
・見つけた企業の口コミを見る
・ES添削・面接対策を依頼する
・模擬面接を依頼する
・入社先決定について相談する
◯必要なサービス
・OfferBox
・企業の口コミサイト
・キャリエモン
・大学のキャリアセンター
以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご紹介したサービスを利用することで、皆さんが納得した企業に入れることを祈っています。
就活エージェントを利用して、就活サポートを受けたい。
でも悪質な就活エージェントがあると聞くと、不安…。