筆者も興味があった一方で、現実的なのか分かりませんでした。
しかし「新卒でマーケティング職になるための方法」を知り、状況は好転しました。
そして現在は、マーケティング事業部がある企業から内定をいただき、勉強しています。
そこで本記事では、経験を積む中で適性を判断しながら、新卒でマーケティング職を目指す方法を記します。
記事では「マーケティング職を目指す大学生がすべき経験」をお伝えしているので、参考になるはずです。
以下のような箇所では、バーをクリックしてください。
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マーケティングの概要

ここでマーケティングについて、ざっくり説明したいと思います。
マーケティングを簡単に述べると、商品を顧客に売るための仕組み作りです。
ただ概念だけでは分かりにくいので、マーケティングで成功した2社を取り上げて説明します。
- ライザップ
- レッドブル
ライザップ
マーケティングの成功例として、ライザップのCM動画が挙げられます。
IR情報によると、ライザップの店舗は全世界に479店舗以上あり、会員数も35万人を突破しています。(2023年3月末)
そして、こうした高い実績をもたらすきっかけとなったのが、徹底的な動画マーケティング戦略です。
インパクトの強いBGMと、目に見えて分かる成果が印象的ですよね。
この強烈な動画広告が、ライザップの知名度向上に大きく貢献したのです。
レッドブル
2社目は、レッドブル社のキャンペーンです。
公式サイトによると、レッドブル販売数は121億3800万本でした。
(2023年)
これは、単一ドリンクを販売する企業としては、異例の高水準です。
こうしたレッドブルの成功の裏側にも、巧みなマーケティング戦略があります。
例えば過去に、大学生にレッドブルを無料配布するキャンペーンを実施したそうです。
大学生による口コミが広がった結果、レッドブルの人気に繋がったとも言われています。

以上からも分かるように、マーケティングは、戦略立てて販促するシステム作りだと言えます。
そして、CMや口コミなど、自動的に商品が売れる仕組みを構築できれば最善なのです。
マーケティング職の2つのメリット

ここまで、マーケティングの概要をお伝えしました。
続いて、マーケティング職に就くメリットを2点お伝えしたいと思います。
市場価値が上がる
マーケティング職に就くメリットの1つ目は、自分の市場価値を上げられる点です。

93%のインターネット広告代理店が「Webマーケティング経験者の採用が難しい」と回答しました。
(「非常に難しい」と「難しい」を合わせた場合。)
また、「容易である」「非常に容易である」と回答をした企業が0%でした。
このことから、Webマーケティング経験者の採用がスムーズに進んでいる企業が少ないことが分かります。
上のグラフから、Webマーケティング経験者の採用が難しい現状にあることが分かりますよね。
Webマーケティング経験者の採用が難航しているからこそ、Webマーケティング経験者が重宝されているのです。
つまり、Webマーケティングスキルは、社会で必要とされるスキルであると言えますね。
収入アップが目指せる
メリットの2つ目は、マーケティングスキルを活かした収入アップができる点です。
例として、インスタグラムマーケティングを用いた副業やフリーランスが挙げられます。
これはストーリーズ等に貼った広告を経由して売上が発生した場合、報酬が入るものです。
また、インスタグラムの運用代行によって、実際に法人案件を獲得し、副業収入を得ている人もいます。
このように、マーケティングスキルにより、副業やフリーランスとして収入を増やすことも可能なのです。
マーケティング職のデメリット

ここまでマーケティング職のメリット2点をお伝えしてきましたが、デメリットもあります。
それは、マーケティング職の新卒採用が少ないことです。
これこそが、新卒でマーケティング職は難しいと言われる所以でもあります。
実際に就活で利用していたマイナビ・リクナビ・キャリタスで調べると、次のような結果となりました。

この図は各サイト掲載企業のうち、マーケティング職を募集している割合を表しています。
上のグラフから、マーケティング職の募集割合は5%弱から10%強であることが読み取れます。
以上のデータからも、マーケティング職の新卒採用が少ないと言えますね。
マーケ職採用が少ないと感じていた人も多いと思いますが、その感覚は間違っていなかったようですね。
新卒・マーケ職が難しい2つの原因


どうしてマーケティング職の新卒採用が少ないんですか?
その理由として、以下2つが考えられます。
コストが高く、失敗できない
原因として、マーケティングコストが高く、失敗できないことが挙げられます。
例えば、冒頭に挙げたライザップ等のテレビCMも、高い広告費がかかりますよね。
引用:テレビ朝日
さらに有名人が出演する場合には、追加で1,000万円以上がかかってきます。
このことからも、マーケティングには高いコストがかかることが分かりますよね。
その上、マーケティング効果がなかった場合、売上ゼロまたは、経費を回収できずマイナスになりかねません。
そのため、マーケティング職は責任が重く、経験のない新卒には任せにくいのです。
現場での経験がない
2つ目の原因として、新卒1年目に現場の経験がないことが考えられます。
マーケティングでは、現場に出て顧客理解に努めることが求められます。
これは、ターゲット層の悩みを解決したり、ニーズを満たしたりするためです。
しかし現場経験のない新入社員は、学生視点に偏っており、顧客を完璧に理解することは難しいでしょう。
新卒1年目は顧客理解が浅いため、マーケティング職の新卒採用が少なく、経験者で構成されることが多いのです。
マーケティング職の仕事内容

以上、新卒でマーケティング職になることは難しいと述べてきました。
しかし、ポテンシャルがあれば、十分マーケティング職を目指すことは可能です。
そこでマーケティング職の仕事内容を知り、どんな強みがあれば活かせそうかをイメージしてみましょう。
- 市場調査
- 企画・製作
- 販促・宣伝
市場調査
まずは、市場調査です。
市場調査では、アンケートやインタビュー等を通し、潜在的ニーズや悩みを洗い出します。
その例として、ノンアルコールビール「アサヒドライゼロ」をご紹介します。
現在「アサヒドライゼロ」は、ノンアルコールビールテイスト売上1位を誇る商品となっています。
(アサヒビール公式サイト)
そして、ヒットの陰にあるのが、マーケティングリサーチとなのです。
「アサヒドライゼロ」の事例を詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
市場調査の結果を踏まえ、商品の企画・販売をしたことで、大ヒット商品となりました。
そのため市場調査は、マーケティング活動において非常に重要だと言えますね。
なお市場調査ですが、調査を実行するだけでなく、結果を分析することも求められます。
リサーチと聞くと、主にデータ収集のように思われますよね。
ただ、ここで重要なのは、数あるデータから顧客の真意を読み取ることなのです。
潜在的ニーズを見出し、現状と理想のギャップを知ることが肝心なのです。
企画・製作
企業によって異なりますが、マーケティング職が企画・製作に携わることもあります。
具体的に、ターゲットを定め、ニーズを実現するための商品を考え、作っていく部分です。
先ほどの例で言うと、ターゲットはビール愛飲者で、ビールに近いノンアルコールビールを飲みたいというニーズでしたね。
そこで、「ビールの代替品」をコンセプトに「アサヒドライゼロ」が開発されました。
なお商品開発には多額の費用がかかるため、「新商品開発会議」を経る必要があります。
この会議では、鋭い意見が飛び交うため、簡単に開発に進めるわけではないことが分かりますよね。
そして、この難関を突破するためには、論理的思考力やプレゼン力が求められます。
また、開発には他部署との連携が必要なので、コミュニケーション能力が必須となるのです。
販促・宣伝
続いて、販促戦略や宣伝方法を考えます。
設定したターゲットに合わせたプロモーションを検討し、広告内容や媒体も選択していきます。
- 無料配布キャンペーン
- 割引クーポン
- テレビCM
- 新聞
- WEB広告
- X
- Facebook など
多様な販促手法から、ターゲットに買ってもらえる最善の方法を模索し、実行しています。
さらに、一連のプロセスを検証して、改善を続けているのです。

以上「マーケティング職の仕事内容」をお伝えしました。
皆さんにも、活かせそうな強みがあったのではないでしょうか。
素質やポテンシャルを伝えられれば、マーケティング職を目指すことはできます。
ぜひ自己PRを考えてみてください。
マーケティング職を目指す大学生がすべき経験2選


マーケティング職の仕事内容は分かったけど、アピールできるスキルがないかも…。
そう不安に思った人もいると思います。
マーケティング職には高いスキルが求められるため、自分に能力がないように感じますよね。
そんな時は、実際にマーケティングの経験を積んでみることをオススメします。
- 長期インターン
- Webマーケティングスクール
長期インターン
マーケティングを経験する方法として、長期インターンへの参加が挙げられます。
長期インターンをオススメするのは実務経験が積めるからです。
企業に勤める社員同様の業務に携われるインターン先もあり、スキルアップが目指せます。
また、インターン先で成果を残せれば、さらなるアピールに繋げることも可能です。
長期インターンでは、マーケティングの勉強をさせてもらいながら、給料が発生するので、一石二鳥ですよね。

なお長期インターンを探すのにオススメなのが、Renewです。
Renewは長期インターンシップの求人サイトです。
職種別にフルリモート可の長期インターンも掲載されているため、全国の大学生が利用できます。
Renewの魅力に、学生の特徴別に長期インターンおすすめ特集がまとめられている点が挙げられます。
そのため、マーケティングの経験を積みたい方も、長期インターンが探しやすくなっているのです。
是非、Renewで、マーケティング職を探してみてくださいね。
東京・大阪・名古屋で勤務できる方には、長期インターン先の紹介・選考対策も実施しています。
Webマーケティングスクール
Webマーケティングスクールを利用するのも有効な手段です。
Webマーケティングスクールを検討すべき理由は、未経験者でも始めやすいからです。
初心者でも学びやすいよう構成され、安心して学習を進めることができます。

Webマーケティングスクールは高いイメージがあるのですが…。
Webマーケティングスクールは高額のものも多いのですよね。
そこで、ここではリーズナブルなスクールとして、WebRu(ウェブル)をご紹介します。
サブスク型Webマーケティングスクールで、入会金0円・月々10,780円(税込)~となっております。
さらに、月額32,780円(税込)のコースでは、就活向けのコンサルティングを受けられます。
下の記事では、無料オーダーメイド体験会への参加方法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
新卒でマーケ職になるための応募先2選

ここまで、マーケティング職を目指す大学生がやるべきことをお伝えしてきました。
ただ、企業のエントリー先を誤ると、新卒でマーケティング職に就くことができなくなります。
そこで、新卒でマーケティング職になるためのエントリー先を確認していきましょう。
- 職種別採用をしている企業
- マーケティング部がある企業
職種別採用をしている企業
職種別採用をしている企業で内定が出た場合には、入社1年目でマーケティング職に就くことができます。
なぜなら、職種別採用の場合には初期配属が確約されるからです。
希望職種の中で選考されるため、内定が出た場合、希望職種への配属が決定します。
職種別採用は、外資企業/一部日系企業で多く、難易度は高いですが、挑戦する価値はありますね。
企業によって異動で職種が変わる場合もあるため、その点は注意してくださいね。
マーケティング部がある企業
マーケティング事業部がある企業もチャンスがあります。
新卒1年目で配属されない場合でも、異動でマーケティング部になれる可能性があるからです。
職種別採用よりも難易度が低く、私もマーケティング事業部のある企業から内定を貰い、機会を得ています。
そのためマーケ職に就きたい方は、ぜひマーケティング事業部があるかどうかを確認してみてくださいね。
まとめ:新卒でマーケ職は難しくない

今回は「新卒でマーケティング職に就くために」をテーマに、記事を書きました。
この記事でお伝えしたかったことは、次の通りです。
- マーケティングは商品を顧客に売るための仕組み作り
- マーケティング職に就くことで、市場価値を上げ、副業で収入を増やすことが可能
- 新卒でマーケティング職は難しいが、実務経験で十分目指せる
- 職種別採用やマーケティング部がある企業にエントリーしましょう
以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回ご紹介した方法を実践し、皆さんが希望する進路に進めることを祈っています。
新卒でマーケ職に就きたいけど、難しいと聞くと、不安だなぁ…。