就活生だった筆者も、選考で不合格ばかりが続き、悩んだことを覚えています。
しかし、自分を鼓舞しながら、焦らずに内定を目指す方法を見つけてからは、諦めずに就活を続けられたのです。
そこで、私の実体験と合わせて「不安を自信に変える内定獲得ステップ」をお伝えします。
本記事を読むことで、「内定もらえる気がしない」という焦りから一歩を踏み出し、自分のペースで就活を進められるようになるはずです。
【実体験1】「内定をもらえる気がしない」と悩むこともある
私も「このまま内定がもらえないのではないか」と不安だったことを覚えています。
その理由は、選考に合格できない日々が続いていたからです。
準備万端で臨んだつもりの選考や、感触が良かった企業も、通過することができませんでした。
不合格の理由が分からなかったため、やがて私を採用してくれる企業はないのではないかとさえ思いました。
【実体験2】それでも、強みを評価する企業に出会えた
就活に苦戦する日々でしたが、ある日、強みを評価してくれる企業と出会うことができました。
正直、自慢話はいらないです。
自慢に思われる方もいらっしゃると思いますが、どんな内容で評価されたかを知れば、大したことはないと感じるはずです。
私の強みは「相手に合わせて自分の話ができるところ」です。
この強みについて、「具体的にどんな時に発揮されたか?」をお話し、「仕事をしていく上でどう役立つと思うか?」についても触れたいと思います。
具体的なエピソードですが、日本語を学習する外国人に、「駅伝」を紹介する際に発揮されました。
「駅伝」を知らない日本語学習者に対し、「リレーとバトンを知っていますか?」と尋ねました。
「リレー」や「バトン」は知っていたので、「バトンをヒモにします。長い距離のリレーです。」と説明したところ、「駅伝」を理解してもらうことができました。
相手に合わせて説明したことで、日本語学習者に日本特有の文化「駅伝」を知ってもらうことができたと思っております。
この強みは、仕事をしていく上で必要不可欠な「相手と共通認識をつくる」過程で活きてくると考えております。
以上のエピソードを要約すると、駅伝を知らない外国人に、駅伝を紹介した話になりますね。
正直、駅伝を日本語で言い換えているだけなので、そこまで自慢できるようなエピソードでもありません。
それにも関わらず、この自己PRを評価して、内定を出す企業があったのです。
ここでお伝えしたかったのは、誰もが企業から必要とされる強みを持っているということです。
皆さんが大したことはないと思う話でも、それを素晴らしいと評価する選考官もいるので、自分に自信を持ってほしいです。
求人総数と就活希望者数の関係
筆者が企業から評価され、内定を獲得したことは分かりました。
でも、それって、他の就活生にも当てはまることなのですか?
都合の良い話に感じた方もいらっしゃるかと思いますが、結論から言うと、諦めずに就活を続ければ、皆さんに内定を出す企業は現れます。
こちらは、リクルートワークス研究所がまとめた大卒求人倍率の調査結果です。
ここ数年、企業が募集する求人総数の方が、就職希望者数よりも多くなっていますよね。
つまり相性の良い企業を探すことができれば、内定をもらえる可能性が高いということです。
言い換えれば、皆さんも、評価される企業と出会い、内定を獲得することは可能なのです。
「内定をもらえる気がしない」と悩む理由3つ
ここまで自分と合う企業に出会えれば、内定をもらうことは可能だという話をしてきました。
しかし私自身、ずっと「内定をもらえる気がしない」と思い込んでいたのです。
では、なぜ「内定をもらえる気がしない」と悩んでしまったのでしょうか。
- 選考に落ち続ける
- 就活のやり方が間違っていないか不安
- 周囲と比較する
選考に落ち続ける
「内定をもらえる気がしない」と悩む理由として、選考に落ち続けていることが挙げられます。
筆者自身、本選考がスタートした頃は、全く選考を突破することができませんでした。
選考に1度や2度落とされるくらいであれば、運が悪かったと切り替えられそうですよね。
しかし、選考で何度も不合格が続いたことで、「自分は社会から必要とされていないのだ」とネガティブ思考になりました。
選考に落ち続ける結果、「内定をもらえる気がしない」という悩みが大きくなるのです。
就活のやり方が間違っていないか不安
2つ目は、就活のやり方に不安を覚えていることです。
選考に落ち続けて、私が最初に疑ったのが「就活のやり方」でした。
そもそも就活は、勉強とは異なり、合格するための方法を学校で教えてくれないですよね。
そのため、何が正しくて、何が間違っているのかを判断できず、就活のやり方に迷いが出てきました。
このように、自分の就活のやり方に不安を感じることで、「内定をもらえる気がしない」と悩むこともあるのです。
周囲と比較する
周りと比べることで、「内定をもらえる気がしない」と悩むこともあります。
皆さんの中にも、SNSや友達から就活の進捗を知り、不安を感じる人がいるかもしれません。
私の場合、同じサークルの人が、大学3年の夏に内定をもらったと耳にし、焦りました。
正直、同じ大学なのに、ここまで差が出るのかと思ってしまいました。
この他にも、SNSの投稿を目にし、内定ゼロの自分に焦りを感じている人もいると思います。
周囲と比較することで、就活の進捗に絶望し、「内定をもらえる気がしない」と感じてしまうのです。
内定がもらえない7つの原因
どうして内定が出ないのかを知りたいです。
原因を知ることで、「内定をもらえる気がしない」という悩みも軽減されそうですよね。
そこで、続いては、内定がもらえない原因を見ていきましょう。
- 自信がないのが伝わっている
- 企業との相性が悪い
- 熱意が伝わらない
- 選考対策が不十分
- コミュニケーションが取れていない
- エントリー数が少ない
- 大手病
自信がないのが伝わっている
内定がもらえない原因に、自信のなさが選考官に伝わってしまっていることが挙げられます。
ここで、オーディションをイメージしてみましょう。
オーディション参加者には、
- 明るく元気でハキハキした人
- 暗い表情でボソボソ話す人
がいました。
皆さんは、どちらの人の方が、合格する可能性が高いと思いますか?
おそらく、前者だと考える人が多いと思いますし、明るく元気でハキハキしていることが合格者の特徴と言われています。
就活の選考も同じで、内定を獲得するには、自分に自信を持って売り込んでいく必要があるのです。
企業との相性が悪い
2つ目の原因は就活生と企業の相性が合っていないことです。
残念ながら就活では、その企業を好きであるだけでは内定が出ません。
なぜなら、企業は、入社後に貢献してくれる人材を求めているからです。
つまり、就活生は自身の強みを発揮することで、企業にもメリットがあると伝えなければならないのです。
そのため、たとえ好きな企業であっても、活躍できるポテンシャルがなければ、採用されないのです。
熱意が伝わらない
3つ目の原因として、その企業に入社したいという熱意が伝わっていないことが挙げられます。
就活生は、選考に合格できるかできないかの狭間で戦っていますよね。
同様に、企業にも、内定を受諾されるか辞退されるかという分かれ道があります。
企業にとって、採用活動はコストがかかるので、内定辞退は避けたいところです。
そこで、重要指標の1つとなるのが、就活生が提出する志望動機です。
つまり、志望動機で、その企業でなければならない熱意が表現できなければ、入社意欲が低いと捉えられてしまうのです。
選考対策が不十分
4つ目の原因は、選考対策が十分にできていないことです。
先ほど志望動機について触れましたが、その他にも選考対策は必要ですよね。
ここで、選考対策が不十分だった結果、面接で不合格となった失敗談をご紹介します。
では、学生時代に力を入れたことを教えてください。
学生時代に力を入れたことは、接客アルバイトでの繁忙期対応です。
当時の状況ですが、お客様の予約数に対し、接客スタッフの人数が足りず、待ち時間の発生が見込まれている状況でした。
そこで、回転効率を上げ、待ち時間を最小限に留める必要があると考え、
①接客時間の短縮を周知するとともに、
②お客様のご質問に迅速に対応すべく、商品全般の知識を学び直しました。
その結果、約80人のスタッフとともに100組を超えるお客様に対応しきることができました。
営業時間は、何時から何時までですか?
繁忙期は8:00~18:00での営業ですが、後ろに延びることもあります。
1人のお客様に対する接客時間を教えてください。
基本的に6時間前後です。
あの、十分対応可能なように感じたのですが…。
例えば、8:00から対応した場合、14:00くらいから2組目を担当できますよね。
また、一部スタッフだけが2組目を担当すればいいので、あまり対応に困らないように思ったのですが、どうでしょうか?
あっ、あの~。・・・
スタッフ80人全員がお客様の接客をするわけではないのと、午前中にご予約が集中したことで、昼前から待ち時間が発生する想定だった気がします…。
想定外のコメントを受け、記憶を頼りに答えたことを覚えています。
選考対策が十分ではなかったため、説明が不十分となり、結果は不合格でした。
このように選考対策が不十分だと、なかなか内定にたどり着くことができないのです。
コミュニケーションが取れていない
5つ目の原因として、面接官とコミュニケーションが取れていないことが考えられます。
いざ面接官を目の前にすると緊張しますし、面接に慣れていない場合は、なおさらだと思います。
しかし、こうした緊張感の中でも、意思疎通ができなければ、選考通過はできません。
なぜなら、コミュニケーションに難があることで、業務に支障をきたすと判断されるからです。
ここで、買い物場面を想像してみてください。
最近、タブレット端末を使う大学生が増えてきたので、自分も購入を検討しているとします。
ただ動画視聴もしたいので、勉強以外でもタブレットを使用しようと思っています。
そこで、店員さんに、容量的に学校だけではなく自宅でも使えるかを質問しました。
しかし、軽くて丈夫なため、学校にも持ち運びしやすいという返答があったとします。
この場合、容量ではなく重量を訴求されたため、疑問は解消できませんでした。
以上の例において、皆さんはお客さんでしたが、社会人になると、立場が逆転します。
そして、適切な意思疎通ができないと、売上にも影響が出てくるのです。
このようにコミュニケーション能力は、仕事において非常に重要なスキルとなっています。
そこで面接において、最低限のコミュニケーションスキルがあるかどうかが見るのです。
エントリー数が少ない
6つ目の原因は、企業へのエントリー数が少ないことです。
就活において、選考に進んだ企業から内定をもらえる可能性は、そう高くはありません。
『就職白書2024』によると、2024年卒学生が提出したES等の書類は、平均で12.71社でした。
24卒の平均内定数は2.61社だったため、就活生は平均10社ほどの選考に落ちています。
書類提出を選考応募と見なした場合、選考に進んだ企業から内定がもらえる確率は約20%と低いですよね。
【出典:リクルート 就職みらい研究所『就職白書2024』】
もちろん、就活を無双する学生はいますが、残念ながらごく限られています。
ですから就活に臨む際は、平均選考応募数や内定社数を1つの指標にするようにしてくださいね。
大手病
7つ目の原因は、大手企業への就職に固執していることです。
大手企業は、知名度が高く、給与水準や福利厚生の面でも魅力的ですよね。
しかし、大手企業に絞って就活をすると、いくらエントリー数を増やしたとしても、内定を獲得できる可能性は低くなります。
なぜなら応募者数が多く、選考難易度も高くなる傾向があるからです。
大手企業の中には、選考倍率が数百倍という会社もあり、どうしても内定者の1人になること自体が難しくなるのです。
不安を自信に変える内定獲得の3ステップ
ここまで、内定がもらえない原因を見てきました。
続いては、内定をもらうための方法についてご紹介したいと思います。
一言で言うと内定がもらえない原因に対して対策を打つことで、内定は獲得できます。
- 自信がないのが伝わっている
- 企業との相性が悪い
- 熱意が伝わらない
- 選考対策が不十分
- コミュニケーションが取れていない
- エントリー数が少ない
- 大手病
内定がもらえない原因は分かりました。
ですが、自分1人で対策できる自信がないです…。
そこで、他者の力を借りて就活を進めることを推奨したいです。
今回は、不安を自信に変える内定獲得ステップをご紹介したいと思います。
- 相性の良い企業を見つける
- 選考対策をする
- 模擬面接をする
相性の良い企業を見つける
まず、相性の良い企業を見つけましょう。
そのためには、逆求人サイトの活用も欠かせません。
実際に私が入社を決めた企業も、逆求人サイトを機に知りました。
おそらく、逆求人サイトでなければ、出会うことのなかった企業なので、利用していて良かったと思っています。
以下に、オススメの逆求人サイトを掲載しておきますので、参考にしてみてください。
選考対策をする
続いて、選考対策をします。
選考対策が不十分だと、内定を取ることが非常に難しくなるので、万全を期したいところですね。
オススメのサービスを教えてください。
私からオススメしたいのは、【キャリエモン】です。
キャリエモンは、プロのキャリアサポーターからES添削や面接相談を無料で受け放題のサービスとなっています。
回答者は、株式会社UZUZ代表取締役で、就活YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル」の運営者です。
キャリエモンでは、100%就活生ためだけのアドバイス・高品質な回答がもらえます。
就活の始め方から相談できるので、安心して利用することができます。
是非、皆さんもキャリエモンで、十分な選考対策を行ってください。
模擬面接をする
次に、模擬面接を実施しましょう。
模擬面接を行うべき理由は、2つあります。
- 面接官からの深掘りに答える練習になる
- フィードバックがもらえる
私自身、面接本番で予想外の深堀りをされ「模擬面接を受けておけば良かった」と後悔したことがありました。
なお模擬面接は、初対面の面接官に伝わるように話す練習機会にもなるので、模擬面接は受けたほうがよいですね。
実際の面接に近い緊張感を味わうため、大学のキャリアセンターの利用がオススメです。
対面/オンラインを選択できる場合は、できれば、実際の選考形態に合わせるようにしましょう。
まとめ:「内定をもらえる気がしない」と悩む人でも大丈夫
今回は、内定獲得をテーマに、記事を書きました。
この記事で伝えたかったことは、以下の通りです。
◯誰もが「内定もらえる気がしない」と悩む
◯企業選び・選考対策を万全にすれば、内定は獲得できる
◯内定獲得の3ステップ
・相性の良い企業を見つける
・選考対策をする
・模擬面接をする
以上になります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
今回ご紹介した3ステップを実践し、内定獲得を実現させてくださいね。
内定もらえる気がしない…。