筆者も自己分析が嫌いで、自分の強みを見つけられずにいたのですが、効率の良い方法を知り、事態が好転しました。
そこで本記事では、強み・自己PRに注目して「自己分析のハードルを低くする方法」を事例とともにお伝えします。
この記事を読むことで、自己分析が気持ち悪いと感じている就活生でも、強みを見つけ、自分に合ったキャリアを歩めるようになるはずです。
自己分析の目的
皆さんの中にも「就活は自己分析からだ」と言われた経験がある方がいると思いますし、私自身もそうでした。
では就活において、なぜ自分自身を深く知る必要があるのでしょうか?
まず、自己分析の目的を確認しましょう。
就活における自己分析の目的は「価値観の合う企業に入社し、強みを発揮しながら、理想像を目指して働く」つまり「就職を成功させる」ことです。
「就職の成功」こそ「自分に合った企業で、イキイキと働く」ことです。
つまり、内定獲得のみならず、入社後の成功を見据えることが重要だと言えますね。
そこで自己分析で、価値観や強みを見つけたり、キャリアビジョンを書いたりするのです。
今回は「強み・自己PR」をメインに扱っていますが、「キャリアビジョン」を書く方法が気になる方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
自己分析をしない就活生の末路2選
就活における自己分析の重要性は、分かりました。
ですが、やはり自己分析を気持ち悪く感じるのですが…。
もともと筆者自身も自己分析が嫌だったので、そのお気持ちは分かります。
ですが自己分析をしないと、どこかのタイミングで後悔することになります。
ここでは、「自己分析をしなかった就活生の末路」を見ていきましょう。
- 内定がもらえない
- 早期離職する
内定がもらえない
自己分析をしていない就活生は、内定がもらえない可能性があります。
なぜなら、就活生本人が自分を理解していないため、初見の選考官にも人柄が伝わらないためです。
企業は、一緒に働きたい人を探すため、就活生の人柄を知ろうとしています。
しかし、就活生が自分を適切に言語化できていなければ、せっかくの個性を理解してもらうことはできませんよね。
そのため自己分析ができていない場合、内定獲得が程遠くなるのです。
早期離職する
運よく内定をもらえたとしても、自己分析ができていなかった場合、早期離職につながります。
理由は、入社後のミスマッチです。
社風が合わなかったり、強みを発揮できる仕事内容でなかったりするなどで、「こんなはずじゃなかった」と後悔する羽目になるのです。
早期離職しても、すぐ転職すれば良いのではないですか?
転職すれば良いと考えられますが、以下の理由から、早期離職の場合は不利になります。
・スキルが未習得で即戦力にならない
・早期離職を繰り返すと思われる
以上から、自己分析ができていないと早期離職につながり、キャリアに悪影響を及ぼしていくのです。
自己分析が気持ち悪い理由3つ
自己分析をしなかった就活生の末路は、避けたいですが、どうしても自己分析が気持ち悪く感じてしまいます。
なぜ自己分析を気持ち悪く感じてしまうのでしょうか?
ここでは、筆者の実体験をもとに、理由を探ります。
- 弱み>強み
- 企業>自分
- 他者>自分
以下では、自己分析の中でも「強み」に焦点を当てていきます。
弱み>強み
自己分析が気持ち悪いと感じる理由は、弱みばかりに意識が向いてしまう点が挙げられます。
自分の強みを見つけたいのに、弱みばかり思いついたら、思考がネガティブになりますよね。
筆者自身も「あのとき、こうしていれば良かった」などと、気づけば後悔ばかりしていました。
やがて、自分には強みがないと、自己分析を諦めてしまったのです。
このように、自分の欠点ばかりが連想され、自己分析が不快になるのです。
企業>自分
2つ目の理由は、企業ありきで強みを考えていることです。
就活では「自分の強み」と「企業の求める人物像」が合致していれば、内定の確率が高くなります。
そこで、合致していないにも関わらず「企業の求める人物像」に「自分の強み」を寄せようと考えるとします。
この場合、どこかで自分を偽らなければならなくなり、そこで気持ち悪さを感じてしまうのです。
「企業の求める人物像」ありきで「自分の強み」を寄せようとすることで、モヤモヤするのですね。
他者>自分
3つ目の理由は、他者と比べていることです。
就活でライバルに勝つために、インパクトのある強みを伝えたいと思いますよね。
しかし、いざ自己分析をしてみると、相応しい強みやエピソードがなかったりします。
すると、自分だけが何もしてこなかったかのように思え、自己肯定感が下がってしまうのです。
他の就活生を意識しすぎるが故に、自己分析が嫌になると言えますね。
自己分析のハードルを低くする2つの方法
ここまで「自己分析が気持ち悪いと感じる理由」をお伝えしました。
・弱み>強み
・企業>自分
・他者>自分
以上から「自己分析が気持ち悪いと感じる就活生が、ハードルを越える」ポイントは、こちらになります。
- 強みだけに注目する
- 自分だけを見つめる
こちらを踏まえ、強みに注目し、自己分析のハードルを低くする方法を紹介します。
- 一覧の中からスキルを選ぶ
- エピソードを思い出す
一覧の中からスキルを選ぶ
まず、スキルの一覧から自分に当てはまる力を選びます。
今回は、経済産業省が提唱する社会人基礎力を使ってみましょう。
ぜひ自分にありそうな強みを選んでみてください。
主体性 | 物事に進んで取り組む力 |
働きかけ力 | 他人に働きかけ巻き込む力 |
実行力 | 目的を設定し確実に行動する力 |
課題発見力 | 現状を分析し目的や課題を明らかにする力 |
計画力 | 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力 |
創造力 | 新しい価値を生み出す力 |
発信力 | 自分の意見をわかりやすく伝える力 |
傾聴力 | 相手の意見を丁寧に聴く力 |
柔軟性 | 意見の違いや立場の違いを理解する力 |
情況把握力 | 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 |
規律性 | 社会のルールや人との約束を守る力 |
ストレスコントロール力 | ストレスの発生源に対応する力 |
なお、次のステップで探すエピソードが強みの根拠になります。
エピソードがあれば強みになるので、他の人と比べず、気楽にスキルを見つけてくださいね。
エピソードを思い出す
次に、強みの根拠となるエピソードを探します。
スキルが発揮されたエピソードを思い出してみましょう。
〈例〉発信力 日本語を勉強している外国人に、「駅伝」を紹介する機会があった。 「駅伝」を知らない日本語学習者に、「リレー」と「バトン」を知っているか尋ねた。 「リレー」や「バトン」は知っていたので、 「バトンをヒモにします。長い距離のリレーです。」と説明したところ、 「駅伝」を理解してもらうことができた。 |
皆さんもこんな感じでエピソードを盛り込んでみてください。
強みの組み立て方
自分の強みを見つけられたら、あとは組み立てるだけです。
自分の強みをアピールする際に必要な要素は次の3つになります。
- 自分の強み
- エピソード
- 入社後の活かし方
では、実際に自分の強みを伝えてみましょう。
【自分の強み】 私の強みは、「相手の状況を理解したうえで自分の話をわかりやすく伝える発信力」です。 この強みについて、「具体的にどんな時に発揮されたか?」をお話し、「仕事をしていく上でどう役立つと思うか?」について触れたいと思います。 【エピソード】 具体的なエピソードですが、日本語を学習する外国人に、「駅伝」を紹介する際に発揮されました。 「駅伝」を知らない日本語学習者に対し、「リレーとバトンを知っていますか?」と尋ねました。 「リレー」や「バトン」は知っていたので、「バトンをヒモにします。長い距離のリレーです。」と説明したところ、「駅伝」を理解してもらうことができました。 相手に合わせて説明したことで、日本語学習者に日本特有の文化「駅伝」を知ってもらうことができたと思っております。 【入社後の活かし方】 そしてこの強みは、仕事をしていく上で必要不可欠な「相手と共通認識をつくる」過程で活きてくると考えております。 |
実例をもとに、皆さんも自分の強みを組み立ててみてください。
スカウト型就活サイトに入力しよう
自分の強みを伝えるアピール文ができたら、スカウト型就活サイトにも入力しましょう。
スカウト型就活サイトのメリットは、皆さんを評価する企業と効率よく出会えることです。
私自身も、スカウト型就活サイトに登録し、多くの企業と出会うことができました。
一度プロフィールを入力しておけば、それを見て興味を持った企業がオファーを送ってくれるので、忙しい就活生にもおすすめのサービスです。
スカウト型就活サイトは、無料で利用できるので、ぜひ登録して就活を効率良く進めましょう。
まとめ
今回は、自分の強みの見つけ方をテーマに記事を書きました。
この記事で伝えたかったことは、次の通りです。
◯自己分析の目的
・自分に合った企業で、イキイキと働く
◯自己分析をしなかった就活生の末路
・内定がもらえない
・早期離職する
◯自己分析が気持ち悪いと感じる理由
・弱み>強み
・企業>自分
・他者>自分
◯強みを見つけるステップ
①一覧の中からスキルを選ぶ
②エピソードを思い出す
◯強みの組み立て方
・自分の強み
・エピソード
・入社後の活かし方
◯スカウト型就活サイトに入力する
少しでも皆さんのお役に立ててたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひスカウト型就活サイトに登録し、効率よく内定をGETしましょう。
自己分析をしていると、気持ち悪くなってくるんだよな…。